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目の健康
はじめに
加齢とともに、私たちの身体には様々な病気が起こりやすくなります。それは「目」についても同様です。
また、現代人はテレビ、パソコン、スマートフォン等の画面を見る時間が長く、目に負担がかかりやすい生活を送っているため、年代を問わず「目の疲れ」や「目のかすみ」等の不調を訴える人が増えています。
「目の健康」は、生涯を通じて健康でいきいきと過ごすために大切です。
「目の病気」や「日常生活で気をつけること」について知り、健康の保持・増進に役立てていきましょう。
また、現代人はテレビ、パソコン、スマートフォン等の画面を見る時間が長く、目に負担がかかりやすい生活を送っているため、年代を問わず「目の疲れ」や「目のかすみ」等の不調を訴える人が増えています。
「目の健康」は、生涯を通じて健康でいきいきと過ごすために大切です。
「目の病気」や「日常生活で気をつけること」について知り、健康の保持・増進に役立てていきましょう。
気をつけたい目の病気
2016年に、18歳以上の視覚障害の新規認定者を対象に実施された全国調査によると、視覚障害の認定を受ける方の年代は、80歳代、70歳代、60歳代の順に多く、また、視覚障害の原因となる疾患は、多い順に、緑内障、網膜色素変性、糖尿病網膜症、黄斑変性となっています。
このうち、網膜色素変性症については、まだ治療方法が確立していませんが、その他の病気は早期発見・早期治療で病気の進行を遅らせ、失明を防ぐことができるようになってきました。
しかし、緑内障や糖尿病性網膜症は、初期の頃は自覚症状がほとんどないため、気がつかないうちに病気が進行していることがあります。
特に、40歳以上の方や糖尿病の方は、定期的に眼科検診を受けることをお勧めします。
このうち、網膜色素変性症については、まだ治療方法が確立していませんが、その他の病気は早期発見・早期治療で病気の進行を遅らせ、失明を防ぐことができるようになってきました。
しかし、緑内障や糖尿病性網膜症は、初期の頃は自覚症状がほとんどないため、気がつかないうちに病気が進行していることがあります。
特に、40歳以上の方や糖尿病の方は、定期的に眼科検診を受けることをお勧めします。
1.緑内障(日本人の失明原因1位)
目の神経の障害によって視野が狭くなり、視力が低下する病気。
日本人では、40歳以上の20人に1人、60歳以上では10人に1人に緑内障があると言われています。
初期では自覚症状がないために、眼科を受診しないと病気を見つけられないことがあります。
※緑内障になると、下の左側の写真のように視野がだんだん狭くなり、今まで見えていた範囲を見ることができなくなります。
また、右側の写真のように両目で見ると欠けた視野を補うため異常に気づかず、発見が遅れることがあるので注意が必要です。
(Copyright ©公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット) (Copyright ©公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット)
2.網膜色素変性症
遺伝子の変化で起こり、暗いところで物が見えにくくなったり(夜盲)、視野が狭くなるような症状があり、病気の進行とともに視力が低下する病気。
国の指定難病であり、認定されると難病法に基づく特定医療費助成を受けることができます。
医療費助成制度に関してはこちら(愛知県HP)をご覧ください。
3.糖尿病網膜症
糖尿病の3大合併症の一つ。
糖尿病で、血糖のコントロールが悪い状態が続くことで、網膜出血や網膜剥離などが起こって視力が低下する病気。
自覚症状がほとんどないため、糖尿病のある方は血糖のコントロールに努め、早期発見のために定期的に眼科を受診しましょう。
糖尿病に関してはこちら(愛知県HP)をご覧ください。
4.加齢黄班変性
網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気。
初期には物がゆがんで見える、中心が見づらい、視界の真ん中がグレーになってかすむなどの症状が多く、進行すると真ん中が真っ暗になって見えなくなります。
他の病気に比べ自覚症状が出やすいものの、片眼にのみ症状が出た場合、その眼が利き目でない時には発見が遅れることがあります。
※加齢黄班変性になると、下の上側の写真のように物がゆがんで見えたり、かすんで見えたりするようになっていきます。
下側のチェックシートの1~3の手順に沿って、見え方に異常が生じていないかセルフチェックしてみましょう。
(Copyright ©日本眼科医会)
【加齢黄斑変性チェックシート】
(Copyright ©日本眼科医会)
目の健康のために
目の病気は、早期発見・早期治療が重要です。気になる症状がある場合は眼科を受診しましょう。
眼科検診では様々な項目から病気の可能性を見つけられるため、目の健康を守るために定期的な受診をお勧めします。
また、日頃から目も含めた心身の健康づくりに取り組みましょう。
眼科検診では様々な項目から病気の可能性を見つけられるため、目の健康を守るために定期的な受診をお勧めします。
また、日頃から目も含めた心身の健康づくりに取り組みましょう。
【目にあらわれる症状の一例】
・見えにくくなる
・視野が狭く感じる
・物がゆがんで見える
・中心部が暗く感じる
・視界にちらつくもの、ゴミのようなものが見える
・物が二重に見える 等
【目も含めた心身の健康のために】
・パソコンやスマートフォン等を使用した作業(情報機器作業)を行う場合は、小まめに休憩をとる
・十分な睡眠をとる
・バランスの良い食事をとる
・軽い運動を行う
・禁煙をする
・特定健診や職場の健康診断を受診する
・定期的に眼科検診を受診する 等
目の愛護デー
毎年10月10日は「目の愛護デー」です。
この機会に、目の健康について考えてみましょう。
この機会に、目の健康について考えてみましょう。
目の健康に関するリーフレット
更に詳しく知りたい方は
公益社団法人日本眼科医会(外部HP)
目の健康に関する様々な詳しい情報が記載されています。
目の健康に関する様々な詳しい情報が記載されています。
公益財団法人日本眼科学会(外部HP)
目に病気に関する様々な詳しい情報が記載されています。
目に病気に関する様々な詳しい情報が記載されています。
公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット(外部HP)
目に関する情報を含め、健康長寿のための情報が記載されています。
目に関する情報を含め、健康長寿のための情報が記載されています。
愛知県眼科医会(外部HP)
県内の眼科医療機関の情報などが掲載されています。
県内の眼科医療機関の情報などが掲載されています。