内湾湾口観測結果

内湾湾口観測結果

【観測結果（6月21、24、25日）】

　6月21日に伊勢湾北部、24日に南部、25日に渥美外海の観測を実施しました。

【水平分布（調査点：P1～A10）】

海面水温は、22.5℃から25.1℃となっており、伊勢湾湾央部で最も低く、渥美外海が高くなっています。海面のクロロフィルa濃度は、伊勢湾の湾奥で高く、渥美外海で低くなっています。渥美外海は、黒潮系暖水の波及の影響で高水温かつ低クロロフィルa濃度の傾向となっています。

【鉛直分布（調査点：P1～A10）】

　伊勢湾湾奥（P1）～湾口（P17）にかけて、表層は日射と河川からの淡水流入の影響で、高温低塩分の軽い水に覆われています。その結果、表層と底層の間で成層が発達し、酸素供給の乏しい底層では貧酸素水塊（溶存酸素濃度30%以下）が分布しています。

クロロフィルa濃度は湾奥部の表層にピークがあり、湾口に向けて水深10m付近に高濃度の水塊が帯状に広がっています。

鉛直分布

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