内湾湾口観測結果

内湾湾口観測結果

【観測結果（調査日：12月2、5日）】

　12月2日に渥美外海、5日に伊勢湾の観測を実施しました。

【水平分布（調査点：P3～A10）】

　海面水温は、伊勢湾では気温の低下に伴って低くなっています。一方で、外海は黒潮系暖水の波及の影響で高くなっています。

海面のクロロフィルa濃度は、伊勢湾の湾奥で高く、外海で低くなっています。

【鉛直分布（調査点：P3～A10）】

　伊勢湾は、気温の低下に伴い上層の水温が低下し、底層との水温差が小さくなったことで鉛直混合が盛んになっています。その結果、前回（11月下旬）まで確認された貧酸素水塊（溶存酸素濃度30%以下）が解消しています。外海では黒潮系暖水が波及した影響で高温・高塩分傾向となっており、伊勢湾の低温・低塩分の水塊とA1～A20の間でぶつかり、熱塩フロントが形成されています。また、外海では海底に沿って高密度・低溶存酸素濃度の水海が分布しており、湧昇が生じています。

鉛直分布

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