貧困や飢餓、環境破壊や気候変動など世界はいま、かつてない程の深刻な問題に直面しています。
SDGs は、こうした様々な問題を解決し、持続可能な社会を実現するため、「誰一人取り残さない」という理念の下、
世界中の人々が話し合い、取り決めた、2030 年までに達成すべき17つの目標のことです。
私たちが社会や環境に優しいモノを選べば、社会や環境に配慮する事業者が増えます。
そして、そうした事業者が増えれば、児童労働や環境破壊が減り、世界は持続可能な社会に近づいていきます。
私たちが「消費」しているモノやサービスの生産の背景を知り、児童労働や生産者の搾取を助長しないモノを買ったり、
環境負荷の低いモノを買ったりすることは、
それ自体が貧困や飢餓、気候変動などの社会的課題や環境問題の解決に貢献することになります。
私たちは、エシカル消費を通じて、SDGsの様々なゴールを解決に導く一端を担うことができるのです。
エシカル消費が解決に導くSDGsのゴール
エシカル消費は、SDGs の17 の目標のうち、「12 つくる責任 つかう責任」を始め、
主に「1 貧困をなくそう」、「2 飢餓をゼロに」、「3すべての人に健康と福祉を」「4 質の高い教育をみんなに」、
「6 安全な水とトイレを世界中に」「8 働きがいも経済成長も」、「10 人や国の不平等をなくそう」、
「13 気候変動に具体的な対策を」、「14 海の豊かさを守ろう」、「15 陸の豊かさも守ろう」、
「16 平和と公正をすべての人に」、「17 パートナーシップで目標を達成しよう」などのゴール達成に貢献する取組です。
- つくる責任 つかう責任
- 生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとろう
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- 貧困をなくそう
- 地球上のあらゆる形の貧困をなくそう
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- 飢餓をゼロに
- 飢えをなくし、誰もが栄養のある食糧を十分に
手に入れられるよう、地球の環境を守り続けながら
農業を進めよう
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- すべての人に健康と福祉を
- だれもが健康で幸せな生活を
送れるようにしよう
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- 質の高い教育をみんなに
- だれもが公平に、良い教育を受けられるように、
また一生に渡って学習できる機会を広めよう
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- ジェンダー平等を実現しよう
- 男女平等を実現し、すべての女性と
女の子の能力を伸ばし、可能性を広げよう
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- 安全な水とトイレを世界中に
- だれもが安全な水とトイレを利用できるようにし、
自分たちでずっと管理していけるよう にしよう
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- エネルギーをみんなに
そしてクリーンに - すべての人が、安くて安全で現代的な
エネルギーをずっと利用できるようにしよう
- エネルギーをみんなに
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- 働きがいも経済成長も
- みんなの生活を良くする安定した経済成長を進め、
だれもが人間らしく生産的な仕事が
できる社会を作ろう
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- 産業と技術革新の基礎をつくろう
- 災害に強いインフラを整え、
新しい技術を開発し、
みんなに役立つ安定した産業化を進めよう
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- 人や国の不平等をなくそう
- 世界中から不平等を減らそう
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- 住み続けられるまちづくりを
- だれもがずっと安全に暮らせて、
災害に強いまちをつくろう
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- 気候変動に具体的な対策を
- 気候変動から地球を守るために、
今すぐ行動を起こそう
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- 海の豊かさを守ろう
- 海の資源を守り、大切に使おう
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- 陸の豊かさも守ろう
- 陸の豊かさを守り、砂漠化を防いで、
多様な生物が生きられるように大切に使おう
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- 平和と公正をすべての人に
- 平和でだれもが受け入れられ、
すべての人が法や制度で守られる社会をつくろう
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- パートナーシップで目標を達成しよう
- 世界のすべての人がみんなで協力しあい、
これらの目標を達成しよう
<注>目標の訳は、どなたにでもわかりやすいように、公益財団法人日本ユニセフ協会の広報資料から引用しています。