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急速な高齢化や環境問題など様々な地域課題の解決を図るため、県内の市町村においては、スマートシティ※1の実現がこれからのまちづくりの重要なテーマとなっています。
そこで、愛知県では、こうしたスマートシティの取組を広げていくため、県内市町村を対象に、ICT等の先端技術を持つ民間事業者等の方と連携することを条件※2として、スマートシティの取組のモデルとなる事業を公募しました。
この度、応募があった7市町村から、実施市町村として、刈谷市、日進市、幸田町の3市町を選定しましたのでお知らせします。
事業名 | 刈谷スマートウェルネスプロジェクト2023 |
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コンソーシアム 構成団体 |
刈谷市、株式会社ジェイテクト(刈谷市)、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(名古屋市東区) |
取組内容 |
健康づくりに消極的な若い世代の意識向上を目的として、タブレット端末で撮影した歩行動画のAI解析により、骨格を可視化、情報を数値化し、歩行姿勢の評価、アドバイスを行う。 併せて、姿勢に関するアドバイスやミッションを配信する健康管理アプリを利用することで、日常における姿勢に対する意識付けを促し、健康づくりへの意識向上を図る。 |
事業名 | 災害時を見据えたドローン物流とデジタル防災サービスの実証 |
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コンソーシアム 構成団体 |
日進市、株式会社エアロネクスト(東京都渋谷区)、BOLDLY(ボードリー)株式会社(東京都港区)、セイノーHD株式会社(岐阜県大垣市)、ソフトバンク株式会社(東京都港区)、中部大学 |
取組内容 |
天白川の氾濫が起きた場合に、買い物難民等の発生が予見される住宅地において、ドローンを活用した買物代行サービスの実証を行う。 この実証により、災害時におけるドローンの飛行ルートの検討を進めるとともに、実際にドローンが宅地近辺を飛行する状況を経験してもらうことで、社会受容に必要な理解促進も進める。 併せて、スマホアプリにより市民にデジタル防災サービスの提供を行い、平時における防災意識・知識の向上を図る。 |
事業名 | 高齢者移動支援施策(タクシー料金助成制度)の高度化に向けた実証 |
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コンソーシアム 構成団体 |
幸田町、中電クラビス株式会社(名古屋市中区)、一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構(群馬県前橋市) |
取組内容 |
高齢者の外出促進を目的とした高齢者向けタクシー料金助成制度について、これまで紙の助成券による管理を行っていたため、手続きが煩雑で、利用率が低迷していたことから、ICカードの導入により助成決済の効率化を図る。 本取組により得られたビッグデータを活用して、利用者の利便性やタクシー事業者の負担軽減効果を検証しつつ、外出促進効果の高い制度の設計につなげていく。 |
※各モデル事業の詳細は、「企画提案概要版」を御覧ください(提案市町提供)。
2023年6月:事業内容の詳細について協議後、契約締結、モデル事業実施
2023年度末:県内市町村向け成果報告会を開催
スマートシティの取組のモデルとなるような事業を県が提案市町村に委託して実施し、成果報告会等の開催により、その成果を県全体に横展開する(2022年度より実施)。
市町村(代表者)と民間企業等とのコンソーシアム
公募により予算(3,000万円)の範囲内で選定
愛知県政策企画局企画調整部企画課
企画第三グループ
電話:052-954-6472
メール:kikaku@pref.aichi.lg.jp