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2023年度スマートシティモデル事業成果報告会の開催について

ページID:0511716 掲載日:2024年3月13日更新 印刷ページ表示
11 住み続けられるまちづくりを

 急速な高齢化や環境問題など様々な地域課題の解決を図るため、県内の市町村においては、スマートシティ※の実現が重要なテーマとなっています。

 そこで、愛知県では、こうしたスマートシティの取組を促進していくため、県内市町村を対象に、ICT等の先進技術を持つ民間事業者等と連携することを条件※としてモデル事業を募集し、今年度は、7市町(岡崎市、春日井市、刈谷市、蒲郡市、大府市、日進市、幸田町)を選定し、それぞれ事業を実施してきました。
 この度、7市町のモデル事業について、その実証の結果や分析、考察、今後の展開などについて報告し、県内市町村への横展開にもつなげていくための成果報告会を開催しますのでお知らせします。

 ※スマートシティとは
  ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)の高度化により、都市や地域の抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創造し続ける、持続可能な都市や地域のこと。
 ※公募の条件
  提案市町村を代表者とし、民間事業者や研究機関等からなるコンソーシアムを組成する。コンソーシアムには代表者とは別の市町村も参加可能。

1 日時

 2024年3月22日(金曜日)午後1時から午後4時まで

2 場所

 愛知県自治研修所8階講堂(名古屋市中区丸の内2-5-10)

3 対象者

 県内市町村職員及び県関係者

 ※一般の方の参加を妨げるものではありません。参加希望の方は、以下の申込みフォームからお申し込み下さい。

 ・申込みフォーム(Microsoft Forms)

  https://forms.office.com/r/VBPctPNa60

4 プログラム

・開会挨拶(知事)(知事は挨拶後退席します。)(午後1時から午後1時5分まで)

・事業実施市町による成果報告(午後1時10分から午後3時45分まで)

 (発表10分+有識者講評、質疑・意見交換10分)×7市町

 春日井市、幸田町、日進市、岡崎市、蒲郡市、刈谷市、大府市の順で発表

・全体総括コメント(有識者)(午後3時45分から午後3時55分まで)

(参考1) スマートシティモデル事業について

1 事業内容

 スマートシティの取組のモデルとなるような事業を県が提案市町村に委託して実施し、成果報告会等の開催により、その成果を県全体に横展開する。

2 実施主体

 市町村(代表者)と民間企業等とのコンソーシアム

3 選定方法

 公募により予算の範囲内で選定(外部有識者を含めた選定委員会を開催)

(参考2)選定したスマートシティモデル事業について(発表順)

(1)春日井市(企画提案概要版 [PDFファイル/1.24MB]

春日井市の事業

事業名

交通結節点スマート化による移動にやさしいまちづくり事業

コンソーシアム

構成団体

春日井市、名古屋大学、大日本印刷株式会社(東京都新宿区)、一般財団法人計量計画研究所(東京都新宿区)

取組内容

高蔵寺駅やバス停、病院などの高蔵寺ニュータウン内の交通結節点に、交通ICカード1枚で各種モビリティサービスを予約できる機能を実装したモビリティポートを設置し、高齢者でも、デマンドタクシーや、電動自転車・電動シニアカーのシェアサービスを気軽に利用し、ニュータウン内を移動できる環境の機能実証を行う。
併せて、デジタルバリアフリーマップを作成し、車椅子利用や歩行に負担のないルートの情報発信を行うことで、移動に不安を抱える住民でも気軽に出歩けるまちづくりを目指す。

(2)幸田町(企画提案概要版 [PDFファイル/1016KB]

幸田町の事業

事業名

高齢者移動支援施策(タクシー料金助成制度)の高度化に向けた実証

コンソーシアム

構成団体

幸田町、中電クラビス株式会社(名古屋市中区)、一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構(群馬県前橋市)

取組内容

高齢者の外出促進を目的とした高齢者向けタクシー料金助成制度について、これまで紙の助成券による管理を行っていたため、手続きが煩雑で、利用率が低迷していたことから、ICカードの導入により助成決済の効率化を図る。
本取組により得られたビッグデータを活用して、利用者の利便性やタクシー事業者の負担軽減効果を検証しつつ、外出促進効果の高い制度の設計につなげていく。

(3)日進市(企画提案概要版 [PDFファイル/6.71MB]

日進市の事業

事業名

災害時を見据えたドローン物流とデジタル防災サービスの実証

コンソーシアム

構成団体

日進市、株式会社NEXT DELIBERY(ネクストデリバリー)(山梨県北都留郡小菅村)、BOLDLY(ボードリー)株式会社(東京都港区)、ソフトバンク株式会社(東京都港区)、中部大学

取組内容

天白川の氾濫が起きた場合に、買い物難民等の発生が予見される住宅地において、ドローンを活用した買物代行サービスの実証を行う。
この実証により、災害時におけるドローンの飛行ルートの検討を進めるとともに、実際にドローンが宅地近辺を飛行する状況を経験してもらうことで、社会受容に必要な理解促進も進める。
併せて、スマホアプリにより市民にデジタル防災サービスの提供を行い、平時における防災意識・知識の向上を図る。

(4)岡崎市(企画提案概要版 [PDFファイル/1.26MB]

岡崎市の事業

事業名

リアル空間&仮想空間の回遊促進事業

コンソーシアム

構成団体

岡崎市、株式会社一旗(ひとはた)(名古屋市西区)、西日本電信電話株式会社東海支店(名古屋市中区)

取組内容

大河ドラマ館からまちなかへの⼈流波及策として、まちなか各所にある歴史的な建物や石碑などで、二次元コードを読み込むことで当時の映像などが再生されるARを提供し、回遊を促進する実証実験を行う。
併せて、1645年頃の岡崎城を復元したメタバースでも、同様のARコンテンツやここでしか買えない岡崎のセレクトアイテムを販売するwebサイトを活用し、仮想空間での回遊を促進する実証実験を行い、リアル空間と仮想空間の連携・相乗効果創出の検討を行う。

(5)蒲郡市(企画提案概要版 [PDFファイル/390KB]

蒲郡市の事業

事業名

社会教育施設を起点とした、学習者のためのDeSoc(ディーソック)※3構築

コンソーシアム

構成団体

蒲郡市、株式会社DAOWORKS(ダオワークス)(岐阜県岐阜市)、SunnyDAO(サニーダオ)(岐阜県岐阜市)

取組内容

「生命(いのち)の海科学館」(蒲郡市)のコンテンツを活用し、標本の魅力を引き出すクイズや、イベントへの参加などの学習に対して、ブロックチェーンを活用したデジタル報酬を付与する取組を実施する。
併せて、メタバースを活用し、VR上でのコミュニケーションの場を作ることで、学習者が継続的に横のつながりを持ち、お互いを高めあえる学習者コミュニティの形成を目指す。

※3 DeSoc:Decentralized Society(分散型社会)
   人々とコミュニティがボトムアップで共同決定するような社会

(6)刈谷市(企画提案概要版 [PDFファイル/5.34MB]

刈谷市の事業

事業名

刈谷スマートウェルネスプロジェクト2023

コンソーシアム

構成団体

刈谷市、株式会社ジェイテクト(刈谷市)、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(名古屋市東区)

取組内容

健康づくりに消極的な若い世代の意識向上を目的として、タブレット端末で撮影した歩行動画のAI解析により、骨格を可視化、情報を数値化し、歩行姿勢の評価、アドバイスを行う。
併せて、姿勢に関するアドバイスやミッションを配信する健康管理アプリを利用することで、日常における姿勢に対する意識付けを促し、健康づくりへの意識向上を図る。

 (7)大府市(企画提案概要版 [PDFファイル/721KB]

大府市の事業

事業名

おぶちゃん連絡帳(電子@連絡帳)を活用した市民の健康長寿への取組み~市民と医療介護専門職間の「骨折・二次性骨折予防」情報連携~

コンソーシアム

構成団体

大府市、国立長寿医療研究センター(大府市)、株式会社インターネットイニシアティブ(東京都千代田区)

取組内容

大府市内の医療介護関係者の多職種連携ICT ツールである、「おぶちゃん連絡帳」により、患者の退院情報、治療経過の情報を共有するとともに、患者本人や家族も参加することができる機能を活用し、患者本人の生活環境の情報を医療関係者に提供することで、切れ目のないケアを患者に提供し、二次性骨折※4予防に取り組む。

※4 二次性骨折:骨粗しょう症により骨が脆くなり、繰り返し起こる骨折

※各モデル事業の詳細は、別添「企画提案概要版」を御覧ください(各市町提供)。

このページに関する問合せ先

愛知県政策企画局企画調整部企画課
企画第三グループ
電話:052-954-6472
メール:kikaku@pref.aichi.lg.jp

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