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渥美外海観測結果

ページID:0385435 掲載日:2024年11月18日更新 印刷ページ表示

水温の変動

 11月5、6日に、調査船海幸丸により渥美外海の観測を実施しました。なお、今月の観測では、悪天候のためA19が欠測となりました。

 湾口部の海面水温は、平年差+3.9℃で極めて高めとなっています。沖合域水深200mの水温は、平年差+0.9℃でやや高めとなっていました。11月5日の人工衛星画像によると、黒潮は大蛇行流路を継続し、大王崎沖北緯30度付近から石廊崎沖北緯34度へ向かって北上するA型流路となっています。渥美外海沖合の海面水温は、黒潮の北上部から暖水が波及している影響で、高温傾向が続いています。また、伊勢湾湾口部から出た内湾系水の一部が志摩半島に沿って熊野灘へ流出しています。

渥美外海観測点

観測定点

                                                                              

水温平年差の変動

湾口部0m(A1)におけ11月の水温平年差の変動  ※水温平年差は過去30年平均値との差

 湾口部表層水温の平年差

沖合域水深200m(A4, A12, A19の平均) における11月の水温平年差の変動 ※水温平年差は過去50年平均値との差

沖合域200m水温の平年差

渥美外海の海況

 海面水温と表層塩分の分布によると、相対的に低水温・低塩分の水塊が志摩半島付近に分布していることから、伊勢湾湾口から出た内湾系水の一部が志摩半島に沿って張り出していると考えられます。水温、塩分および密度の鉛直断面図によると、沿岸域(A1~A10)付近で、低温・高塩分の重たい水が海底に沿って持ち上がる湧昇が確認されました。

海面水温

水深100mにおける水温の水平分布図

水深200mにおける水温の水平分布図

水深10mにおける塩分の水平分布図

水深100mにおける塩分分布図

鉛直水温

鉛直塩分

鉛直密度

鉛直クロロフィルa濃度

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