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経済産業省の「蓄電池産業戦略」(2022年8月31日策定)によると、蓄電池市場の世界市場規模は、2050年には約100兆円に急拡大すると推測されています。国内の蓄電池の総生産額は、生産動態調査によると、2020年の7,600億円余から、2023年には1兆3,700億円余と約80%の高い伸びを示しています。本県でも、トヨタ自動車が新たに県内2つの工場で車載用電池の生産を計画しています。また、日本ガイシが定置用の大容量蓄電池「NAS(ナス)電池」の改良型を開発、販売を開始するなど、新たな動きが出ています。国は、経済安全保障の観点から、自動車メーカー等の蓄電池生産基盤の強化を支援しており、2024年9月6日にはトヨタ自動車を含む12の事業者が新たに補助金の交付対象に認定され、各事業者が電池の生産を加速させています。
こうしたことから、愛知県では、2023年11月に「愛知県次世代バッテリーに関する研究会」を立上げ、全国レベルの有識者等により、コンソーシアムの設立を始めとする今後展開すべきバッテリー産業の育成施策について検討してきました。
県内には、車載用・産業用蓄電池のユーザー企業や、セラミックスを始め電池材料を扱う企業、先進的な研究を行う大学・研究機関が集積しています。2024年10月のSTATION Aiの開業によりスタートアップの更なる集積も見込まれ、地域のポテンシャルは高いと考えています。
こうした状況を踏まえ、セラミックス等の地域の強みを生かした活発な研究・技術開発による電池イノベーションの創出を図るため、産学行政が参画する「あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム」(以下、コンソーシアムという。)を設立し、会員を募集します。
電池の製造開発や利活用に関心のある企業や大学、団体等の御入会をお待ちしています。
産学行政が連携して、バッテリーに係る研究・実証、人材育成、研究・実証・製造拠点等の集積を進めることにより、セラミックス等の地域の強みを生かした活発な研究・技術開発による電池イノベーションの創出を図る。
ア セラミックスの集積を生かした次世代バッテリー「酸化物型全固体電池」の開発加速化支援
イ 次世代電池や既存二次電池(※)の技術革新のための産学官共同研究開発チームの組成支援
ウ 知の拠点あいちに電池開発研究・評価の人・モノ・情報が集まる拠点化の検討
※ リチウムイオン電池、酸化物を用いた固体電池等
会 長:愛知県知事
アドバイザリーボード:
【企業】(株)デンソー、トヨタ自動車(株)、日本ガイシ(株)、日本特殊陶業(株)、パナソニック エナジー(株)、古河電池(株)
【大学】名古屋大学2名、東京都立大学
【研究機関等】(国研)産業技術総合研究所 関西センター、(国研)物質・材料研究機構
【アナリスト】デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
【行政】中部経済産業局、愛知県経済産業局
事務局:愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
2024年12月中旬(予定)
ア バッテリーに係る研究・実証、人材の育成、研究・実証・製造拠点等集積に関する事業の協議・実施
イ 会員の取組発信(ウェブページ、展示会等)
ウ バッテリーに関するセミナー、企業見学会の開催
エ 会員相互の交流、マッチング支援
オ ワーキンググループでの重点分野に係る個別事業の計画、実行 等
2024年10月21日より開始
※随時受付。
本コンソーシアムの趣旨や活動に賛同する以下の機関等。
ア 電池(電池の原料・部材、関係設備及び評価・分析を含む)を製造開発する(に関心のある)企業
イ 大学、研究機関等
ウ 電池の利活用に関心のある企業や団体等
エ 電池の取組に関わる企業等を支援する団体等(銀行・商社を含む)
オ 国、自治体等(ただし、市町村は県内のみ)
※ 企業、大学、研究機関等の所在は、県内外を問わない。
※ 企業は部署、大学・研究機関等は研究室又は個人単位での参加可。
会費は無料です。ただし、展示会出展等の一部事業を利用する際に、負担金を徴収します。
入会を希望される場合は、様式1「入会申込書」 [Excelファイル/78KB]をダウンロードし、必要事項を記入の上、「(6)申込・問合せ先」のメールアドレスまで電子メールにてお申し込みください。コンソーシアム事務局において内容を審査した上、入会の可否を決定します。
事務局 愛知県経済産業局産業部産業科学技術課科学技術G 松崎、山本、石原
メール san-kagi@pref.aichi.lg.jp
電話番号 052-954-6351
別添資料1 あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム設立趣意書 [PDFファイル/1.84MB]
別添資料2 あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム会員募集ちらし [PDFファイル/672KB]
(1)日時
2023年11月22日(水曜日) 午前9時から午前11時まで
(2)場所
あいち産業科学技術総合センター1階 講習会室
(3)内容
・愛知県のバッテリーに関する取組状況報告
・今後、県が取り組む分野とプロジェクトに関して
・意見交換
(1)日時
2024年6月4日(火曜日) 午後1時から午後3時まで
(2)場所
オンライン
(3)内容
・第1回の意見集約結果、事業スキーム案
・各事業(あいち次世代バッテリーネットワーク(仮称)、研究・実証、人材育成、製造・研究拠点等集積化)の取組案
・意見交換
(1)日時
2024年9月2日(月曜日) 午後1時から午後3時まで
(2)場所
愛知県産業労働センター(ウインクあいち)18階 セミナールーム 及びオンライン
(3)内容
・次世代バッテリーに関する今後の取組(案)について
・産学行政間での取組の加速化、共有及び交流を図る場づくりについて
・意見交換
※ 愛知県次世代バッテリーに関する研究会の開催状況については、こちらのページをご確認ください
愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
科学技術グループ
担当:松崎、山本、石原
電話:052-954-6351
メール:san-kagi@pref.aichi.lg.jp