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【知事会見】「あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム」の設立及び会員募集について

ページID:0546125 掲載日:2024年10月21日更新 印刷ページ表示

 経済産業省の「蓄電池産業戦略」(2022年8月31日策定)によると、蓄電池市場の世界市場規模は、2050年には約100兆円に急拡大すると推測されています。国内の蓄電池の総生産額は、生産動態調査によると、2020年の7,600億円余から、2023年には1兆3,700億円余と約80%の高い伸びを示しています。本県でも、トヨタ自動車が新たに県内2つの工場で車載用電池の生産を計画しています。また、日本ガイシが定置用の大容量蓄電池「NAS(ナス)電池」の改良型を開発、販売を開始するなど、新たな動きが出ています。国は、経済安全保障の観点から、自動車メーカー等の蓄電池生産基盤の強化を支援しており、2024年9月6日にはトヨタ自動車を含む12の事業者が新たに補助金の交付対象に認定され、各事業者が電池の生産を加速させています。

 こうしたことから、愛知県では、2023年11月に「愛知県次世代バッテリーに関する研究会」を立上げ、全国レベルの有識者等により、コンソーシアムの設立を始めとする今後展開すべきバッテリー産業の育成施策について検討してきました。

 県内には、車載用・産業用蓄電池のユーザー企業や、セラミックスを始め電池材料を扱う企業、先進的な研究を行う大学・研究機関が集積しています。2024年10月のSTATION Aiの開業によりスタートアップの更なる集積も見込まれ、地域のポテンシャルは高いと考えています。

 こうした状況を踏まえ、セラミックス等の地域の強みを生かした活発な研究・技術開発による電池イノベーションの創出を図るため、産学行政が参画する「あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム」(以下、コンソーシアムという。)を設立し、会員を募集します。

 電池の製造開発や利活用に関心のある企業や大学、団体等の御入会をお待ちしています。

1 「あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム」の概要

(1)設立目的

 産学行政が連携して、バッテリーに係る研究・実証、人材育成、研究・実証・製造拠点等の集積を進めることにより、セラミックス等の地域の強みを生かした活発な研究・技術開発による電池イノベーションの創出を図る。

(2)当面の重点分野

 ア セラミックスの集積を生かした次世代バッテリー「酸化物型全固体電池」の開発加速化支援

 イ 次世代電池や既存二次電池(※)の技術革新のための産学官共同研究開発チームの組成支援

 ウ 知の拠点あいちに電池開発研究・評価の人・モノ・情報が集まる拠点化の検討

  ※ リチウムイオン電池、酸化物を用いた固体電池等

(3)組織構成

 会  長:愛知県知事

 アドバイザリーボード:

  【企業】(株)デンソー、トヨタ自動車(株)、日本ガイシ(株)、日本特殊陶業(株)、パナソニック エナジー(株)、古河電池(株)

  【大学】名古屋大学2名、東京都立大学

  【研究機関等】(国研)産業技術総合研究所 関西センター、(国研)物質・材料研究機構

  【アナリスト】デロイト トーマツ コンサルティング合同会社

  【行政】中部経済産業局、愛知県経済産業局

 事務局:愛知県経済産業局産業部産業科学技術課

 組織図 [PDFファイル/51KB]

(4)設立

 2024年12月中旬(予定)

(5)コンソーシアムの活動内容

 ア バッテリーに係る研究・実証、人材の育成、研究・実証・製造拠点等集積に関する事業の協議・実施

 イ 会員の取組発信(ウェブページ、展示会等)

 ウ バッテリーに関するセミナー、企業見学会の開催

 エ 会員相互の交流、マッチング支援

 オ ワーキンググループでの重点分野に係る個別事業の計画、実行 等

2 会員募集について

(1)申込受付

 2024年10月21日より開始

 ※随時受付。

(2)対象者

 本コンソーシアムの趣旨や活動に賛同する以下の機関等。

  ア 電池(電池の原料・部材、関係設備及び評価・分析を含む)を製造開発する(に関心のある)企業

  イ 大学、研究機関等

  ウ 電池の利活用に関心のある企業や団体等

  エ 電池の取組に関わる企業等を支援する団体等(銀行・商社を含む)

  オ 国、自治体等(ただし、市町村は県内のみ)

   ※ 企業、大学、研究機関等の所在は、県内外を問わない。

   ※ 企業は部署、大学・研究機関等は研究室又は個人単位での参加可。

(3)会費等

 会費は無料です。ただし、展示会出展等の一部事業を利用する際に、負担金を徴収します。

(4)会員のメリット

  • 当地域における次世代電池関連情報の収集や、会員自身の取組等の発信機会(セミナー、ウェブ、展示会出展等)を得ることができます。
  • 産学官が集う会員交流会での情報交換、プッシュ型コーディネートによるマッチング支援等による新たな出会いの機会が得られます。産学での共同研究や企業間協業のための連携先(企業・大学等)の開拓に役立ちます。
  • セミナー等への参加、事務局からの情報発信により、国・県等の各種支援施策の活用機会を逃さず利用できます。

(5)入会方法

 入会を希望される場合は、様式1「入会申込書」 [Excelファイル/78KB]をダウンロードし、必要事項を記入の上、「(6)申込・問合せ先」のメールアドレスまで電子メールにてお申し込みください。コンソーシアム事務局において内容を審査した上、入会の可否を決定します。

(6)申込・問合せ先

 事務局  愛知県経済産業局産業部産業科学技術課科学技術G 松崎、山本、石原

 メール  san-kagi@pref.aichi.lg.jp

 電話番号 052-954-6351

3 添付資料

 別添資料1 あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム設立趣意書 [PDFファイル/1.84MB]

 別添資料2 あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム会員募集ちらし [PDFファイル/672KB]

(参考)研究会の開催状況

 第1回

(1)日時

  2023年11月22日(水曜日) 午前9時から午前11時まで

(2)場所

  あいち産業科学技術総合センター1階 講習会室

(3)内容

  ・愛知県のバッテリーに関する取組状況報告

  ・今後、県が取り組む分野とプロジェクトに関して

  ・意見交換

 第2回

(1)日時

  2024年6月4日(火曜日) 午後1時から午後3時まで

(2)場所

  オンライン

(3)内容

  ・第1回の意見集約結果、事業スキーム案

  ・各事業(あいち次世代バッテリーネットワーク(仮称)、研究・実証、人材育成、製造・研究拠点等集積化)の取組案

  ・意見交換

第3回

(1)日時

  2024年9月2日(月曜日) 午後1時から午後3時まで

(2)場所

  愛知県産業労働センター(ウインクあいち)18階 セミナールーム 及びオンライン

(3)内容

  ・次世代バッテリーに関する今後の取組(案)について

  ・産学行政間での取組の加速化、共有及び交流を図る場づくりについて

  ・意見交換

※ 愛知県次世代バッテリーに関する研究会の開催状況については、こちらのページをご確認ください

このページに関する問合せ先

愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
科学技術グループ
担当:松崎、山本、石原
電話:052-954-6351
メール:san-kagi@pref.aichi.lg.jp

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