本文
急速な高齢化や環境問題など様々な地域課題の解決を図るため、県内の市町村においては、スマートシティ※1の実現がこれからのまちづくりの重要なテーマとなっています。
そこで、愛知県では、こうしたスマートシティの取組を広げていくため、県内市町村を対象に、ICT等の先端技術を持つ民間事業者等の方と連携することを条件※2として、スマートシティの取組のモデルとなる事業を公募し、刈谷市、日進市、幸田町(2023年5月23日発表済み。)、岡崎市、春日井市、蒲郡市、大府市(2023年8月7日発表済み。)の7市町を選定しました。
この度、幸田町が「高齢者移動支援施策(タクシー料金助成制度)の高度化」をテーマとする実証事業を開始しますので、お知らせします。
※1 スマートシティとは
ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)の高度化により、都
市や地域の抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創造し続ける、持続可能な都市や地域のこと。
※2 公募の条件
提案市町村を代表者とし、民間事業者や研究機関等からなるコンソーシアムを組成する。コン
ソーシアムには代表者とは別の市町村も参加可能。
高齢者移動支援施策(タクシー料金助成制度)の高度化に向けた実証業務
(幸田町事業名称:(仮称)e-KOTAxi(イコタク)事業)
高齢者の外出促進を目的とした高齢者向けタクシー料金助成制度について、これまで紙の助成券による管理を行っていたため、手続きが煩雑で、利用率が低迷していたことから、モニター※3(30人)に助成額を各1万円分付与したIC カードを配布し、決済の効率化を図る。
タクシー会社※4の協力により、タクシー運転手に配布するスマートフォン端末でモニターのIC カードを乗降時にそれぞれ読み取ることで、タクシー運賃の助成を受けることができる。
本取組により得られた乗降時の位置情報等のビッグデータを活用して、利用者の利便性やタクシー事業者の負担軽減効果を検証しつつ、外出促進効果の高い制度の設計につなげていく。
※3 モニター
幸田町による募集。予定募集人数に達したため、募集は終了している。
※4 タクシー会社
幸田タクシー株式会社及び株式会社レミックスの2社。実証実験で使用できるタクシーは2社合わせて20台程度の見込み。
2023年10月から2024年1月まで
幸田町全域
幸田町移動支援ICT活用推進協議会
構成団体:幸田町、中電クラビス株式会社、
一般社団法人ICT まちづくりプラットフォーム推進機構
※協力タクシー会社
幸田タクシー株式会社、株式会社レミックス
次のとおり、モニター説明会及びタクシー運転手に配布するスマートフォン端末でIC カードを乗降時にそれぞれ読み取るデモンストレーションが開催されます。デモンストレーションには、成瀬敦(なるせあつし)幸田町長と藤江徹(ふじえとおる)幸田町議会議長が参加します。
【日時】2023年9月22日(金曜日)午後3時から午後4時15分まで
【場所】幸田町役場(額田郡幸田町大字菱池字元林1番地1)
内容 | 時間 | 会場 |
---|---|---|
モニター説明会 | 午後3時から午後3時40分まで | 4階ホール |
デモンストレーション | 午後4時から午後4時15分まで |
正面ロータリ― 思いやり乗降スペース |
愛知県 政策企画局 企画調整部 企画課 企画第三グループ
電話 052-954-6472
幸田町 健康福祉部 福祉課
電話0564-62-1111(内線150)(受付時間:午前8時30分から午後5時15分まで)
スマートシティの取組のモデルとなるような事業を県が提案市町村に委託して実施し、成果報告会等の開催により、その成果を県全体に横展開する(2022年度より実施)。
市町村(代表者)と民間企業等とのコンソーシアム
公募により予算の範囲内で選定(外部有識者を含めた選定委員会を開催)
愛知県政策企画局企画調整部企画課
企画第三グループ
電話:052-954-6472
メール:kikaku@pref.aichi.lg.jp