看護相談外来のご案内|特殊外来|愛知県医療療育総合センター中央病院

看護相談外来のご案内

病気と向き合い、折り合いをつけながら生活をされている方々や、病気を患っている患者さんやそのご家族、そして介護を担っている皆様に対して、特定の専門領域に特化した看護師が療養生活に必要な知識・技術をお伝えし、相談相手となることで支援いたします。

皮膚排泄ケア相談

皮膚にトラブルが生じやすい方へのスキンケアや、排泄に伴い生じる問題に対するケアを専門的に行っています。スキンケアや排泄ケアは日常的に行われるものであり、欠くことのできない看護の基本的な部分と考えます。この基本的な部分において専門的なケアをご提供することで、患者さんによりよい生活を過ごしていただけることを常に願い、活動しております。また、相談は外来だけではなく、入院中の患者さんのご家族の方に対しても実施しております。

【相談例】

1. 床ずれや、治りにくいキズ、ストーマなどの管理・ケア方法で困った
2. 自宅に床ずれの人がいるが、なかなか治らない
3. 自宅で使用する体圧分散寝具はどういうものを選択したらよいか分からない
4. 人工呼吸器のマスクで傷ができてしまった
5. 皮膚の損傷予防方法や固定テープの選択の基準がわからない
6. 胃ろうの周りの皮膚が赤い、荒れてしまった
7. ストーマの装具が漏れやすくなった
8. ストーマの周りが赤い、かゆいなど
9. ストーマ、失禁ケアにおけるちょっとした疑問・質問
...など、どんなことでも気軽にお話できる相談室です。
必要な時は、他部門への橋渡しも行います。

【予約方法】

外来看護師にご相談ください。
外来の看護相談室でプライバシーに配慮して行います。
時間は30分を目安に行います。状況に応じて時間の調整を行います。
月曜日と水曜日は外来勤務しておりますので、直接お声かけていただいても結構です。
その他の曜日でもご相談は可能ですが、お待ちいただく時間が大変長くなる可能性がございます。その場合は日を改めて、電話にて対応させていただく場合がございます。

【担当】

皮膚排泄ケア認定看護師

皮膚・排泄ケア分野の相談実績

内容	令和2年4月~12月までの相談件数(件)
褥瘡（床ずれ）発生による傷のケア方法	12
褥瘡（床ずれ）予防に関する内容	3
医療機器による圧迫創傷に関する内容	3
在宅における体圧分散寝具の導入について	3
低温熱傷に対する対応	2
胃ろうに関連するスキンケア	3
皮膚トラブル（陰部・臀部等）に対するスキンケア	4
ストーマーケアについて	4
導尿に関する内容	2
災害対策について	2

呼吸に関する外来看護相談

重症心身障害や神経筋疾患を患っている方は、出生時から成長に伴い、呼吸が苦しくなったり、呼吸がうまくできなかったりすることがあります。呼吸は生きていくために大切です。しかし、呼吸がうまくできないと、学校や日々の生活を楽しむことができなくなり、生活の質が下がってしまいます。そのような、呼吸で困っている患者さんやご家族が、日々楽しみを見つけながら、少しでも安楽に生活ができるようなケアについて、相談していただき、一緒に考えていきたいと思っています。

【相談例】

・昼も夜も寝ていることが多く、日中にボーっとしていることが多い。
・寝ているときに、ガーガー、グーグーなど息が苦しそう。
・在宅人工呼吸器やNPPVを使っているが、管理や日々の生活で困ることがある。また、不安がある。
...等、呼吸に関すること全般。
相談内容は医師に情報提供をいたします。また、内容によっては、以下の対応をいたします。
1.臨床工学技士や地域支援課担当にも情報提供を行い、連携をとります。
2.院内に所属する専門看護師や認定看護師と連携をとります。
3.入院中も継続して対応をいたします。

【予約方法】

外来看護師にお伝えいただければ、日時の調整をいたします。
外来相談室に担当が在室している水曜日であれば、適宜相談に対応いたします。
外来の相談室でプライバシーに配慮して行います。
時間は30分を目安に行います。
状況に応じ、時間の調整をいたします。

【担当】

慢性呼吸器疾患看護認定看護師

慢性呼吸器疾患看護分野の相談実績

内容	令和2年4月~12月までの相談件数（件）
ＮＰＰＶ管理に関わるもの	12
気管切開下人工呼吸器に関わるもの	1
排痰援助に関わるもの	8
自宅での吸引に関わるもの	1
人工呼吸器の加温加湿器に関わるもの	2
気管切開に関わるもの	4
筋緊張亢進に伴う呼吸状態悪化時の対応について	1
体調管理について	1