脳神経外科
科の特徴
- 障害児者の脳神経外科診療を行います。
- 水頭症や二分脊椎の診断・治療・フォローアップは、45年間の診療実績に基づいて適切な診療ができます。
- 脊髄髄膜瘤に合併する、水頭症、キアリ奇形2型、脊髄空洞症、脊髄係留症候群の診断、治療、セカンドオピニオンを行います。
- 脊髄髄膜瘤や脊髄脂肪腫の術後に出現することのある脊髄係留症候群の診断、治療、セカンドオピニオンを行います。
- キアリ奇形など頭蓋頸椎移行部奇形の診断、治療、セカンドオピニオンを行います。
- 軟骨無形成症など骨系統疾患に伴う大後頭孔狭窄の診断、治療、セカンドオピニオンを行います。
- 頭蓋骨縫合早期癒合症の診断、治療、セカンドオピニオンを行います。
- 頭蓋内のう胞の診断、治療、セカンドオピニオンを行います。
主な診療内容
脳や脊髄とそれらを包む頭蓋骨や脊椎骨の生まれつきや小児期から成人期に発症した脳神経外科疾患を中心に、診断、手術、フォローアップを担当する診療科です。
脳や脊髄の病気が疑われるが、必要な検査で患者さんの協力が得られない場合は、鎮静薬を使用して検査を行います。睡眠導入に静脈麻酔剤を必要とする場合は、入院にて検査を行います。
脳神経外科疾患に伴う「てんかん」や「知的障害・発達障害」の診察も、てんかん専門医の小児科医や児童精神科医の意見を聞きながら行っています。
診断、フォローアップ、セカンドオピニオンは小児から成人まで、手術は原則として16歳以上を対象としています。セカンドオピニオンは、通常の診療時間内で実施しているため、あらかじめ予約時にお伝えください。
対象となる疾患
水頭症とシャント閉塞、二分脊椎と脊髄係留症候群、キアリ奇形、脊髄空洞症、頭蓋内のう胞、頭蓋骨縫合早期癒合症、もやもや病、脳動静脈奇形、頭部外傷、脳・脊髄腫瘍、脳性麻痺による痙縮、などを対象とします。
これらの疾患では、成長の段階だけでなく成人期において、身体障害、知的障害、精神発達遅延、てんかんなどが日常生活で新たに問題となることがあります。
脳神経外科は、上記疾患の診断や外科治療を行うだけでなく、これらの問題の相談や治療ができる当院の整形外科、小児外科、小児神経科、児童精神科への窓口になります。また、必要であれば、院外の専門医療機関へ紹介します。
スタッフ紹介
職名 | 医師名 | 資格 |
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医長 | 永井 俊也 | 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医 |
●非常勤医師
長坂 昌登・大澤 弘勝・加藤 美穂子
予約について
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