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- 教えて!減斎さん
昔の地震のことを詳しく知っているおじいさん
みなさんと歴史地震記録を勉強してみましょう。
- 海辺に近いところの人は、大地震があったら、必ず津波が来るものと心得るべし。
- 欲を出さず、山手の方へ逃げるべし。
- あまり慌てると、痛ましいことになるので、小児、妊婦、極老の人、病人の類は心得るべし
- 一度逃げたけれど、お金を持ち出そうとして家に戻って、家がつぶれて即死した人がいる。変事に欲を離れざる人非命の死多し。
- 家が潰れたら、いづれ出火すると心得るべし。
- 二階に居りたるものは家がつぶれても助かり、下の座敷に入りたるものは死人多かりし。
- 瓦葺の家は潰れて死人多く、藁葺きは死者少なし。
- 見栄を主として家をつくると、丈夫でないことが多い。家を作る時は、縦横に椽下を通し、柱に控え柱を添えるなど念入りに。
- 川が堰き止められたら、一度は押し切るものと心得るべし。
※嘉永7年[安政元年](1854)11月の安政東海・安政南海地震の際に、後世へのいましめとして書かれた古文書より
- 濃尾地震のあと、名古屋では救難所がせまいため、所有している桑畑の桑を刈り払い、避難所小屋掛けの場を提供した人もありました。
- 関東大震災の時、愛知県内各地で、義援金や食料、衣類などが被災地に送られました。また多くの避難民が受け入れられました。
歴史地震を調べる際に、図書館や、愛知県公文書館、名古屋市蓬左文庫、西尾市岩瀬文庫などの公開文庫が役立ちます。
- 地震の際の体験談がまとめられています。
「地震体験記録集-関東大震災・東南海地震・三河地震-」(愛知県)
「濃尾地震生き証人の記録」(愛知県)
「東南海地震 三河地震 体験談集 –大地震に備えて-」(西尾市)など
(愛知県図書館、名古屋市図書館などでご覧になれます)