近年、家族それぞれの生活時間のずれ、単身世帯の増加など、家族の在り方が変化し、家族そろって食事をする機会が減っています。食卓を囲んでの食事を今一度見直してみましょう。
家族とコミュニケーションをとりながら食事をすることは、次のような良い点があります。
●食事が楽しくなる
みんなと一緒に食卓を囲んでコミュニケーション持つことは、食の楽しさを実感し、心の安定をもたらします。さらに、買物・調理を一緒に行えば、一層きずなを深めてくれます。
●食文化・マナーの伝承
箸の正しい持ち方や食事の作法・マナー、食文化などを親が子供に伝えることで、良い習慣や正しい知識を身につけることができます。
●規則正しい食生活づくり
1人の食事では、簡単な献立になったり、時間も不規則になったりしがちです。1日3食、規則正しく、バランスの良い食事を、家族一緒に習慣づけていきましょう。
「あいち食育いきいきプラン2025」では、「食育の日」である毎月19日に合わせ、この日を「おうちでごはんの日」とし、早めに帰宅して、家族や友人と一緒に食卓を囲むよう勧めています。
家族の生活時間が異なる中で、毎日は難しいかもしれませんが、週に1回、月に1回からでも、そうした機会を作っていきましょう。
食を楽しむゆとりを確保するためには、「仕事」と「生活」の調和を図る「ワーク・ライフ・バランス」が大切です。
愛知県では、「ワーク・ライフ・バランス」の推進のために、労働者や経営者を対象としたセミナーを開催したり、社員がライフステージに応じて多様で柔軟な働き方を選択できる制度や職場環境整備に取り組んでいる企業を「愛知県ファミリー・フレンドリー企業」として登録し、応援しています。
家族や仲間と「食」を楽しむことによって、明日への仕事の新たな活力も生まれることでしょう。
働く人や企業経営者等のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)への理解を促すリーフレットです。