愛知県が2016年に作成した、食育推進計画「あいち食育いきいきプラン2020」では、「体」、「心」、「環境」、「支える」の4つの視点から食育を推進しており、「環境」に関しては、「環境に配慮した食生活の実践」や「地産地消」などの取組実施を呼びかけています。
今回、家庭でも実践できる食品ロス軽減の取組に関する調理講習会を、2021年1月25日(月)(聴講コース:名古屋市港区)及び1月28日(木)(実習コース:刈谷市)の2回開催しました。
愛知みずほ短期大学の横山先生を講師としてお招きし、食品ロスの発生の少ないレシピの調理デモンストレーションや調理実習、食品ロス削減に関する講話をいただきました。
2日合わせて、食育推進ボランティアや保育関係者等48名の方に参加いただきました。
1 調理デモンストレーション・調理実習
野菜の皮や芯を有効活用した、レシピを調理しました。
食材として活用することが珍しいバナナの皮の味や食感について、特に反響がありました。
<メニュー:レシピはこちら
○ さばとトマトの洋風炊き込みご飯
○ キャベツの豚ロール
○ バナナの皮のきんぴら
○ グリーンスープ
○ バナナマフィン
2 講話「食品ロスの削減を考える」
食品ロス削減のために、「食品を買いすぎない」、「適量を調理する」、「できるだけ手前の棚から食品を購入する」などの家庭でも実践できる行動や食品の保存方法に関するコツについて紹介いただきました。
感染症拡大防止に配慮するため、残念ながら会場で試食を行うことはできませんでしたが、終了後のアンケートでは、ほぼ全ての方から「参考になった。」「紹介されたレシピを今後作ってみたい。」と回答がありました。
この他、「これから、食材のロスが防げるような調理ができるように心がけていきたい。」、「もっと愛知県産の野菜に関心を持っていきたい。」など、多くの声が寄せられました。
この調理講習会で学んだことを、家庭や職場、地域等において広く受講者に発信いただき、食品ロス削減や地産地消が県民運動として定着することを期待します。