愛知県では、西三河地域から東三河地域にかけて緑茶の生産が盛んで、せん茶、てん茶(抹茶の原料)、かぶせ茶などが生産されています。
今年のお茶は、春の気温が高く霜の害もないことから順調に生育しており、県内では4月14日から新茶の収穫が始まりました。
愛知県内の茶生産者で組織する愛知県茶業連合会では、毎年、八十八夜(立春から88日目となる日「2023年度は5月2日」)を迎える時期に知事に新茶の贈呈をしています。
本年度は、4月27日に愛知県公館において西尾市で生産された抹茶、せん茶と田原市で生産された深蒸しせん茶を贈呈するとともに、西尾市の茶生産者が西尾市の抹茶を知事に呈茶し試飲していただきました。
西尾市は抹茶の原料となるてん茶の生産量が全国4位の産地であり、西尾市で生産されたてん茶を石臼(いしうす)で挽いて作られる抹茶は、まろやかな味わいと綺麗な明るいうぐいす色が特徴です。
愛知県茶業連合会は、今後も茶の生産や需要拡大の推進により茶業の振興及び発展を図ってまいります。