愛知県では、地域での食育を推進するため、各地域で県民の皆さんに対し、食育を自主的に行っていただける方を「食育推進ボランティア」として登録しており、毎年、各農林水産事務所で、食育推進ボランティアの方を対象に、活動に役立ててもらうため、食育に関する知識の向上、仲間との交流の機会となる研修交流会を開催しています。
今回は、今年度、各地域で開催した研修交流会の中から、3地域の研修交流会の内容を御紹介します。
〇尾張地域
「地域の食文化と歴史」をテーマに、愛知県調理師会副会長の鳥居久雄氏から、あいちの郷土料理を中心に御講演いただきました。講演後は、「切干し大根を使ったレシピ紹介」もあり、洋風や中華風にアレンジされた料理が紹介されました。
〇西三河地域
「高齢者の食育」をテーマに、元岡崎市食生活改善推進員で介護ヘルパーとして20年以上の勤務経験を持つ千賀真理子氏から「高齢者の食事で大切なこと」などのお話をいただき、さらに、「高齢者の食育クイズ」や「口腔ケア体操」も行われました。また、伊那食品工業株式会社の原勇治氏からは、「寒天」について御講演いただき、スポーツドリンクを介護食用の寒天製品4種類でそれぞれ固めたゼリーの食べ比べが行われました。
〇豊田加茂地域
「地元のお茶のいいところを知る」をテーマに、豊田市のお茶農家である「高香園」の野場義尊氏から、豊田加茂地域のお茶の歴史や製法についてお話をしていただきました。また、お茶を点てたり淹れたりする体験や、簡単なおいしいお茶の入れ方の紹介などもありました。
食育推進ボランティアは毎年6月に募集しています。興味のある方はぜひ、御応募ください。