八宝菜やおでんなどのおかずとしてはもちろん、煮卵や燻製などお酒のお供にも重宝される「うずら卵」ですが、「鶏卵」との違いをご存じでしょうか。
まずはその大きさです。うずら卵の重さはおよそ10g/個で鶏卵およそ65g/個と比較して6分の1ほどです。同じ大きさの目玉焼きにしたら黄身が6つ。ちなみに作曲家のモーツァルトは目玉焼きが好物であったことから、黄身が6個並んだ目玉焼きのことを「モーツァルトの目玉焼き」と呼ぶそうです。
そして、栄養価にも違いがあります。うずら卵は鶏卵と同じ重さとして比較するとビタミン、ミネラルが豊富で、ビタミンB12は約4倍、鉄分は約2倍含まれています。
また、卵はケーキなどのお菓子作りに欠かせない材料です。愛知県農業総合試験場の研究結果ではうずら卵の卵白は鶏卵に比べて泡立ちやすいという特徴があり、きめの細かいシフォンケーキができるそうです。
そんな、うずら卵の最大の産地はここ愛知県です。産出額は全国シェア60%を超えます(2022年)。
手ごろなサイズで食べやすく、栄養が豊富。ぜひ今日の一品にうずら卵を加えてみてはいかがでしょうか。