(コラム掲載日 2025年9月5日)
9月に入ってもまだまだ暑い日が続きますが、9月といえば、季節は“秋”です。昼と夜の長さがほぼ同じになる「秋分の日」を中心に行われる、「秋のお彼岸」は、先祖を敬う大切な行事の一つです。この時期に食べる「おはぎ」には、感謝の気持ちと季節の風情が込められており、愛知県では、郷土料理の「里芋入りおはぎ」がこの季節に親しまれています。
「里芋入りおはぎ」は、もち米に里芋を入れて炊き上げ、もちもちとした食感の生地をあんこで包んだ甘いお菓子です。
このお菓子は、「ぼたもち」と呼ばれることも多いですが、呼び名が異なるのには理由があります。「牡丹(ぼたん)」が咲く春のお彼岸の頃は「ぼたもち」と呼び、「萩(はぎ)」が咲く秋のお彼岸の頃は「おはぎ」と呼ばれるようになったとされています。
また、「里芋入りおはぎ」は、秋のお彼岸のほか、子どもの誕生日や祝い事がある時にも作られています。多めに作って近所にふるまったりすることもあるようです。もち米に里芋を入れると、少し時間が経っても硬くなりにくく、次の日も柔らかく食べることができます。愛知県新城市に「八名丸里芋(やなまるさといも)」という伝統野菜があります。やわらかく粘り気があるのが特徴で、秋以降には、旬を迎えますので、ぜひ、味わってみてください。
「里芋入りおはぎ」の小豆の赤色には、邪気を払う意味も込められているという説もあります。愛知県の食文化を感じてみてはいかがでしょうか。
●「里芋入りおはぎ」のページはこちら
●「里芋入りおはぎ」を作ってみた動画はこちら
「里芋入りおはぎ」は、もち米に里芋を入れて炊き上げ、もちもちとした食感の生地をあんこで包んだ甘いお菓子です。
このお菓子は、「ぼたもち」と呼ばれることも多いですが、呼び名が異なるのには理由があります。「牡丹(ぼたん)」が咲く春のお彼岸の頃は「ぼたもち」と呼び、「萩(はぎ)」が咲く秋のお彼岸の頃は「おはぎ」と呼ばれるようになったとされています。
また、「里芋入りおはぎ」は、秋のお彼岸のほか、子どもの誕生日や祝い事がある時にも作られています。多めに作って近所にふるまったりすることもあるようです。もち米に里芋を入れると、少し時間が経っても硬くなりにくく、次の日も柔らかく食べることができます。愛知県新城市に「八名丸里芋(やなまるさといも)」という伝統野菜があります。やわらかく粘り気があるのが特徴で、秋以降には、旬を迎えますので、ぜひ、味わってみてください。
「里芋入りおはぎ」の小豆の赤色には、邪気を払う意味も込められているという説もあります。愛知県の食文化を感じてみてはいかがでしょうか。
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